2024/08/22 13:35


ジーンズの裾上げといえば・・・!

皆さーん、ジーパン穿いていますかー?
はい、急な問いかけごめんなさい。ちょっと聞いてみたくなりました。
「デニム離れ」という言葉を聞き出して数年。
そうは言うても…!
そうは言うても…一本もジーパンを持っていないという方は、少ないんじゃないでしょうか。
ちなみにそのジーパン、裾上げはどんな感じに仕上がっていますか?
製品の企画や製造・販売、オーダーメイドの受注の他に、リペア(お直し)もお応えしているジーンズ企画工房。
リペアの中でも「裾上げ」のご注文は本当によくお受けいたします。
そしてこの「裾上げ」に関して、たまにいただくのが「チェーンステッチって何ですか?」というご質問。
…そりゃそうだ!
デニム好きの方ならともかく日常生活で「チェーンステッチ」なんて聞くこと、ないですもんね。
といわけで、本日は「チェーンステッチ」について簡単に説明したいと思います♪

「チェーンステッチ」とは?「シングルステッチ」と何が違う?

チェーンステッチとは、縫製種類の一つのこと。
名前の通りステッチの仕上がりがチェーン(鎖)に似ている縫い方です。
ジーパンの裾上げといえば、だいたいがこちらの「チェーンステッチ」か、もう一つ「シングルステッチ」という縫いからお選びいただくパターンが多いんじゃないかな。

二つの違いはこんな感じ↓

表のステッチは同じように見えますが、内側は全然違う仕上がりになってますよね。

この違いが一体何をもたらすのか。
それぞれのメリットをご覧ください(^^)


「シングルステッチ」のメリット

まずは「シングルステッチ」。

「シングルステッチ」は、「チェーンステッチ」よりも丈夫な縫製といイメージがあります。

一目切れるとシュシュシュ~と解けてしまいやすいチェーンに比べて、解けにくいのが「シングルステッチ」の良いところ。
縫製の基本的な縫い方でもあるので、裾上げ代が比較的お安いケースが多いのもポイントじゃないでしょうか♪
家庭用ミシンでも出来る、とっても身近な縫製が「シングルステッチ」なんですね。


「チェーンステッチ」のメリット

そして「チェーンステッチ」。
「チェーンステッチ」の魅力は何といっても、裾アタリ(色落ち)のでかた。
縫い目に伸縮性のある「チェーンステッチ」は、縫った時に生地がフラットにならずこのようにポコポコとした[うねり]がでます。